鼠径ヘルニアの流れ
初診から検査、手術、ご帰宅後までの流れをご説明します。
1初診
専門医による検査および診断の後、手術が必要と判断されたら、まずは専門スタッフによる詳しい説明を受けていただきます。
手術内容だけでなく、当日に必要な準備や先日までの生活についてなどをわかりやすくお伝えしています。
その後、手術の予定を確定します。スケジュール調整が必要な場合には、後日の手術ご予約も可能です。
2確認
お電話をさしあげて、手術について確認します。ご不明な点などごじあましたら、なんでもご質問ください。
3手術当日
予約いただいた時間にご来院いただき、手術前のチェックを行います。
4手術とご帰宅
手術を行い、少しお休みいただいたら医師が術後の状況を判断し、問題がなければご帰宅となります。
5手術後の確認
ご帰宅して落ち着かれた時間を見計らって、こちらからお電話をさしあげます。
必要な場合には、再診のためにご来院いただきます。
6再診
再診日にいらしていただき、術後の経過を観察します。
下肢静脈瘤の手術の流れ
1初診
足の静脈の状態を確認するために超音波検査を行います。その結果をもとに、手術適応の判断をいたします。
2術前検査
手術を受ける場合は、術前検査を行うため再度来院していただきます。その後、手術について詳しくご説明いたします。
3手術当日
手術当日は、手術時間の1時間前にご来院ください。手術はおおよそ20~30分で終わります。静脈瘤の程度によっては、スタブアバルジョン法という傷が残りにくい小切開で静脈瘤を抜去する手技を追加することもあります。
4手術とご帰宅
治療を行い、少しお休みいただいた後、医師から手術結果のご説明をいたします。その後帰宅となります。
5翌日
翌日にご来院していただき、術後の足の状態を確認するために超音波検査を行います。
入院を希望される方へ
当院で行う手術は基本的に入院を必要としない日帰り手術でとなっております。
しかし、どうしても日帰りが不安という方や、心臓病などの持病をお持ちの方、ひとり暮らしで帰宅後に面倒を見てくれるご家族の方がいない場合などは、当施設にて入院していただき、翌日帰宅という形をとることもできます。
ご希望の場合はスタッフまでお気軽にお申しつけください。
術後の注意点
鼠径ヘルニアの場合
鼠径ヘルニアの手術を受けたら、ご帰宅後は安静に過ごし、徐々に普段の生活に戻していてください。
日帰り手術ではありますが、すぐに元通りの生活が可能ではなく、ご自宅での安静は必要です。手術前に受ける、術後の過ごし方についての説明をよくご理解いただくことが重要になります。
目安になる過ごし方をご紹介します。あくまでも目安ですから、医師の指示を守ってください。
- 手術の翌日からシャワーを浴びるのは可能ですが、入浴で湯船に浸かるのは1週間後からです。
- デスクワークなど、お腹に無理の掛からない程度のお仕事の場合、再開は3日後が目処になります。
- ジョギングやスポーツを再開するのは、2週間以上先になります。
- 過度な筋力トレーニングの再開は、3週間以上先になります。
- 力仕事は2~3週間は避ける必要がありますので、その間は事務仕事などができるようにしてください。
- 食事制限はありませんが、飲酒は3日程度控えます。
他にも気になる事やご不安がありましたら、遠慮なく医師にご確認ください。
下肢静脈瘤の場合
下肢静脈瘤は手術後にほぼ日常生活に戻れます。ただし、日帰りとはいえ手術ですから、いくつか注意が必要です。術後の過ごし方についての説明をよくご理解いただくことが重要になります。
- 手術の翌日からシャワーを浴びることは可能です。入浴で湯船に浸かるのは1週間後からです。
- デスクワークなど、足に無理の掛からないお仕事であれば翌日から再開可能です。
- ジョギング・スポーツを再開するのは、2週間以上先になります。
- 下肢の筋力トレーニングに関しては、3週間以上行わないようにします。
- 立ち仕事の場合、はじめの1週間は立つ時間を短くするなどが必要です。
- 食事制限はありませんが、飲酒は3日程度控えます。
他にも気になる事やご不安がありましたら、遠慮なく医師にご確認ください。